SCJ2011:ユーザー事例(その1)

7/15(金)に開催された「SystemC Japan2011」に行ってきました。

今回は富士通セミコンダクターの「制御マイコン向けの仮想ソフトウェア開発環境事例」です。
Agendaとしては以下の流れで講演されてました。
・制御マイコン向けソフトウェア開発環境の仮想化
・ハードウェア機能のモデリング
・制御マイコンのモデリング
・外界との連携技術

本講演は時間がおしていたので後半とばした部分があったのですが、よかったと思います。
講演の内容ですが、背景としてSW開発の前倒しのために、今まで実機環境だったものを仮想化することにした。ただ、制御マイコンという位置づけなので、様々な道具が必要。
・マイコンのHW機能を模擬したマイコンシミュレータ
・マイコンのソフトデバッガ
・外部デバイスシミュレータ
今回の講演では特にHW機能のモデリングについてフォーカスをあて説明。
HW機能のモデリングには「抽象度」を考え、使い分けることが重要だと言っていました。私も同じ意見で「抽象度」は非常に大事だと思っており、どうしても抽象度の低いサイクルレベルを考えてしまうものです。それらをいか抽象度をあげて考えるかがミソだと思います。
また、モデルの開発費についてもAT(Approximately Timed)モデルはLT(Loosely Timed)モデルに比べて1.5~2倍のコストがかかるようです。もちろん抽象度を下げるとシミュレーション速度も低下します。なので、ユースケースに適した(より高い)抽象度を選択すべきだと言ってました。

次に周辺(USBやGUI、メカシミュレータなど)とマイコンシミュレータとの接続です。
ポイントとしては通信部分をDLL側に実装する事でシミュレータと切り離すことです。
外部デバイスシミュレータはどうしてもツール依存になるため、それもDLLで吸収。
残念ながら説明は無かったのですが、MATLAB/Simlinkとの接続が資料にあります。

今後の取り組みとして、システム開発フローと連携強化やマイコン開発フローと連携を挙げ、EDA業界へはTLM2.0解釈の統一化やIOインタフェースの標準やガイドラインを要望してました。

SystemC、TLM2.0を活用し、様々な用途で使われるマイコン環境をどういった意識で作っているかという事例でした。

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